

新居浜市のものづくりの歴史は元禄4年の別子銅山開抗以来、鉱石の採掘過程で生じる鉱山施設の機械器具補修から派生した事業を生業とするものづくり企業が機械産業協同組合の前身となっている。
「工都」新居浜市の礎を築いた住友の鉱山事業を中核とした事業展開から重機械・化学など、さまざまな住友グループ関連企業が興され、同グループの事業活動に伴い機械加工や各種プラント製作、配管工事、機器の据え付け、メンテナンスなど、それぞれの企業に特化した協力工場として卓越した技能・技術を有する企業集団へと育まれる中で、最新の高度技術も取り入れ、技に磨きをかけ、多様性と匠の技術を持つ企業群が集積する四国でも屈指の工業都市を形成する企業城下町である。

今後の組合活動についても、新居浜市のみならず愛媛県内東予地域も視野に入れ西条市の造船技術、四国中央市の製紙機械製作技術など広範囲のものづくり企業にも参画頂けるよう組合員数の拡大を図り、より以上の技術・技能をもって国内外の幅広いニーズに対応出来る技術集積拠点として競争力向上を目途に活動していく。