科目2.「保全技術・技能(基礎)」の教科(コマ)概要

 コマ8.プラント形態と保全管理方式


1.プラント形態
  ・連続バルクプラントの特性
  ・バッチファインプラントの特性
  ・加工・組立プラントの特性
2.保全管理方式
 本コマでは、現場の基本的な知識として、プラントの形態と保全管理の方式について学んだ後、プラントのメンテナンス方式についての知識や組織とその役割について学ぶ。
 コマ9.プラント機器と検査概要



1.「21世紀はメンテナンスの時代」
2.プラント機器の故障モードと損傷形態

3.
設備の検査

4.
各機器検査のポイント

 本コマでは、プラント構成機器の保全検査管理知識の体系化と検査・補修の概要を学ぶ。プラントメンテナンスの実務に必要な一般化学機器の損傷事例と検査方法、長寿命化への補修課題を実績に基づいて整理し、効果的な管理の要点を身につける。設備は生き物であり、運転開始と同時に腐食、磨耗等の劣化が始まる。この劣化を速やかに検知し、且つ安全に回復することが重要である。保全とは、設備に要求される機能を、その一生を通じて最大限に発揮させること、即ち「プラントライフサイクルの最適化」を達成することである。保全を達成するためには、予知・予測に基づく検査管理が重要である事の所以である。
 コマ10.設備材料



1.各種金属の物性
2.状態図
3.主な鋳鉄・鋳鋼の種類・規格と特徴

4
.炭素鋼・低合金鋼
5.ステンレス鋼
6.高合金材料
7.非鉄金属
8.高分子材料
9.セラミックス材料
10.ガラス材料
11.黒鉛材料
 プラントでは多種多様の設備材料が使用されており、その特性を把握して正しく使用することは極めて重要である。本コマでは、各種設備材料の特性に関する知識の拡充とプラント設備における材料選定を理解することを目的とする。
 プラントに用いられる設備材料としては、鉄鋼材料が圧倒的に多いが、特殊な環境条件においては、軽合金および高分子材料なども用いられる。今後、ますます多くの種類の物質が、設備材料として使用されることが予想されるが、これらの特性を把握して設備材料を正しく使用することは、プラントの保全に関わる者にとって極めて重要な使命である。
 コマ11.プラントメンテナンスにおけるステンレス鋼の溶接



1.ステンレス鋼の種類
2.ステンレス鋼の性質
3.溶接方法と溶接材料
4.溶接金属の性能
5.各種ステンレス鋼の溶接
6.肉盛、ステンレスクラッド鋼の溶接と異材溶接の考え方
7.溶接施工上の留意点
8.補修溶接における留意点
ステンレス鋼は耐食性に優れ、機械的性能や加工性にも優れるため、その用途は広く、化学プラントにおいては厳しい環境で使用される機器に採用されるが、溶接部には母材と同等の高い性能と品質が要求される。近年、製造技術の進歩とともに用途も拡大し、汎用材に近い。しかしながら、化学プラントの分野においては、溶接部における劣化損傷の多い材料としてあげられるなど、技術的に解決されたとは言い難い面もある。本コマではステンレス鋼の溶接について、基本技術であるアーク溶接方法を中心にして、溶接材料の選定、溶接部の性質、溶接における注意点および想定される溶接欠陥と対策、補修溶接における留意点等について解説する。
 コマ12.電気の基礎



1.化学プラントにおける電気の概要
2.メカトロ設備
 本コマでは、プラントメンテナンスの実務において必要となる化学プラントの電気設備の基礎知識を習得する。化学プラントには、機械装置のみならず数多くの電気機器を装備し、少人数で安全に且つ、高品質の製品が安定して生産できるように各システムが構築されている。それに伴い、電気の基礎知識として、システムの概要、記号、日頃よく目にする機器を主体にその原理や構造について学ぶ。
 コマ13.計装の基礎



1.化学プラントにおける計装の概要
2.
シーケンス制御
 本コマでは、プラントメンテナンスの実務において必要となる化学プラントの計装設備の基礎知識を習得する。プラントには、機械装置のみならず数多くの計装機器や制御装置などを装備し、少人数で安全に且つ、高品質の製品が安定して生産できるように各システムが構築されている。それに伴い、計装の基礎知識として、システムの概要、記号、日頃よく目にする機器を主体にその原理や構造について学ぶ。
 コマ14.設計・製図の基礎



1.プラントの基礎(単位操作、機器
  構成)
2.設計・製図の基礎
3.エンジニアリングフローシート
  (EFD)の理解

4.図面の理解
5.プラントの関連法規と規格の概要
 本コマでは、設計・製図の基礎について、学習による管理ポイントの習得を目標とする。プラントメンテナンスの実務に必要な化学プラントの機器構成、フローおよび設計図面等を理解するため、教育訓練用プラントを使用して学習する。
 コマ15.模擬プラント実習


1.エンジニアリングフローダイアグラム(EFD)
2.プロセスフローダイアグラム(PFD)
 教育訓練用の模擬プラントのEFD及びPFDを使い、これらの見方を習得した後、実際にその模擬プラント現場にて、現物と図面を対比させることにより、それぞれの機器の機能を理解し、プラントの構成と図面とを関連づけて考えられる能力を養う。
 コマ16.保全作業実務


1.配管
2.製缶
3.仕上
4.鳶
5.機械加工
 本コマでは、プラントメンテナンスの実務に必要な要素技能(配管、製缶、仕上、鳶、洗浄、耐圧・気密試験など)を体験学習により管理ポイントを身につける。そのために、一般化学機器の製造・検査・補修における問題点・課題の実績を交えて保全作業実務技能を効果的に学ぶ。
 コマ17.材料の試験・品質管理


1.設備材料の品質管理と材料試験
2.異材トラブルの事例と対策
3.材料の変形や強度に関する基本的事項
4.
引張試験
5.衝撃試験
6.硬さ試験
7.疲労試験
8.破壊靱性試験
9.腐食試験

 本コマでは、プラントメンテナンスの実務に必要な要素技能の一つである設備材料の品質管理とそのための試験および評価技術を修得することを目的として、各種材料試験に関する知識を習得するとともに、いくつかの試験を実習することによって材料試験法を体験的に学ぶ。
 設備材料の品質管理は、プラントメンテナンスにとって重要であり、そのための検査・試験が必要となる。ここでは、そのなかでも特に材料強度に関するものを対象として、まず講義によって引張試験、曲げ試験、衝撃試験、硬さ試験、疲労試験、破壊靱性試験の概要を学ぶ。続いて、引張試験および硬さ試験を実習することによって実際の試験方法や評価方法を身につける
 
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