科目3.「保全技術・技能(専門)」の教科(コマ)概要

 コマ18.材料劣化と設備故障



1.破壊モードと損傷モード
2.材料に生じる物理的劣化と故障事例
3.材料に生じる化学的劣化と故障事例
 プラントでは多種多様の設備が使用されているが、ひとたび設備に故障が生じれば、単にその機能が損なわれるだけではなく、人的災害と周辺への二次災害を生ずる怖れもある。従って、プラントの設備故障を防止するための知見を深めることは極めて重要である。本コマでは特に材料劣化に伴った設備故障について理解することを目的とする。
 コマ19.事故事例研究



1.プラント関連産業における災害発生
 と安全
2.プラント製作及び製品・半製品製造
 での事故要因を含むプロセス
3.プラントメンテナンスでのヒヤリ
 ハット事例
4.プラントメンテナンスでの事故事例
5.プラントメンテナンスでの事故の
 要因・事故に至る事象・事故現象
6.プラントメンテナンス事故事例の
 活用
 本コマでは、プラント関連産業における災害発生と安全について、安全問題とその背景、プラント産業の安全を学ぶ。プラント製作における安全において、製作過程での事故事例を分類し、製作工程での事故に至る過程を把握し、事故に至らなかったヒヤリハット事例を紹介する。事故原因となる事象が事故になる要因を伴わない場合、またはその事故防止対策が有効に働いた場合、ヒヤリハットになるが、事故になる要因があり、しかも事故防止対策が無効であった場合、事故に至ってしまうことを検討する。実効あるプラントメンテナンス技術の把握のために、種々の事故事例を紹介し、多面的に捉え、それらの事故原因を種々述べ、事故の実態を検討する。プラントメンテナンスでの安全性の確保は、現状の事故原因の問題点をしっかり把握・解明することが重要であるが、事故防止対策事項等の豊富な情報を含む事故事例を活用する手法を理解し、その理解を健全なプラントメンテナンス技術に導入する。
 コマ20.機器の検査法(1) 振動法による回転機械の診断


1.機械振動の測定
2.回転機械の診断
3
.ころがり軸受の精密診断
 本コマでは、振動測定による回転機械の診断を行なうための振動検出方法および測定によって得られた振動値から判断する簡易診断や周波数分析を行い判断する精密診断についての基礎を学び、診断に有効な振動測定器の運用方法を身につける。
 コマ21.機器の検査法(2) 簡易検査器具の取扱方法


1.目視検査
2.肉厚測定器て
3.ファイバースコープ
4.その他の検査器具
 本コマでは、機器・装置ごとの簡易検査・先進的診断技法の検査機器について、実習を主としそれぞれの検査器具の原理や特徴、操作方法、注意事項について理解し、修得することを目的とする。
 コマ22.機器の検査法(3) 非破壊検査法



1.非破壊検査とは
2.非破壊検査の基礎、種類、適用例
3.新技術の非破壊検査事例紹介
4.非破壊検査実技紹介

本コマでは、今後のメンテナンス業務に役立てることを目的として、プラント設備の代表的な精密検査・診断技法である非破壊検査手法の概要と適用例を学び、次の事項を習得することを目的とする。
(1)
各検査方法の概要を理解して説明できる。
(2)適用例を理解して、臨機応変に現場対応がとれる。

 コマ23.故障修復・応急処置



1.応急補修剤による保全メリット
2.嫌気性接着剤による補修
3.嫌気性シール剤・シリコーンシール剤
  の特徴

4.エポキシ接着剤の特徴
5
.表面処理とその目的

 プラントには多くの製造設備があり、これらを効率よく稼動させるためには、定期的なメンテナンスを行う必要がある。しかし、保全が実施されている装置においても、突発的に不具合が生じ、運転停止、最悪の場合、大事故をもたらす場合がある。本コマでは、設備面での代表的不具合である(1)ねじの弛み (2)嵌合部磨耗等の不具合 (3)配管・フランジの漏れ (4)設備磨耗の不具合、を例として、事前に不具合を防止し、安全かつ設備の延命を図り、また緊急時の不具合にも効率よく応急補修対応できる接着剤の紹介及び応急補修方法について説明する。

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